富山県にある国立登山研修所で、
警察官、消防隊員、自衛官を対象とした救助研修に参加してきました。
雑穀谷にある落差約100mの岩場です。

ワイヤーによる吊り上げ救助。

ワイヤーによる張り込み。


普段から公務でやっておられる方達が対象になりますので、安全確保については
問題ありませんでした。
ただ問題だったのが、スズメバチの巣が練習現場にあったことでした。

殺虫剤を持って現場に近づきシュット一吹きで終わりかと思いきや、
4回くらいトライしてやっと巣を撃退することができました。
岩の隙間だったのでチョッとやりずらかったです。
谷川岳の麓で、2日間にわたり雪崩などの遭難についての技術研修が行われました。

アバランチビーコンの特性や埋没者を効率良く救出する方法など、実践に即した内容でとても良い研修ができました。

シート梱包の理想的な形が良く理解できたと思います。
詳しくはのち程アップしたいと思います。
9月7日、晴れ。
谷川岳マチガ沢マムシ岩でワイヤーによる吊り下げ救助の
訓練を行いました。群馬県山岳連盟遭難救助隊の通常訓練です。

まず、要救助者をロープで途中まで下げておきます。

次にワイヤ-で救助者が要救助者の所まで下がって行きます。

救助者が要救助者を確保したら要求助者のロープを切断。
ワイヤーに2人が吊るされた状態で下までおろします。

ヘリコプターが使えない場所や悪天候の時など、この技術が必要な場合が有ります。最近では、ほとんどの場所でヘリコプターが使えるようになり出番はほとんど無くなりました。今後も出番がないに越した事はないのですが。訓練だけは続けて行きたいと思います。